第10回活版印刷体験~まるこの長い一日~

2月21日土曜日、第10回印刷体験の日でした。
この日はまるこ個人の刷り物があり(しかも大量に)なんと朝7時、一人工房にぬぼ~っと出没。


まだ朝の光です。目の前のナスダさんを激写。

オハヨー、アダナ21J。

なんとか大量の印刷物をお昼までに!!と髪を振りみだしながら、ひたすら一人無言で刷り続ける事3時間ほど・・・なんとか無事に終わったものの、大量の刷り物が乾燥のために工房中の本棚でひらひらしたまま、今日の選手を迎えることになりました(^^;)

今日のお一人目はミスターのお友達、「具」さん。「具」とはパソコンでご自分の名前を変換したとき、この漢字変換になるから、だそうです。なるほど~。

ミスターと色々お話をしながら、印刷は無事に進んで行きましたが、思う色を作るのに、慎重に時間をかけました。なぜならモチーフは沢山の鳥居。とっても可愛いです、なので真っ赤なのはどうだろう・・・と少しスミを混ぜたのですが、変わらなかったり、行き過ぎて怪しい紫になってしまったり。改めて混色って難しいのだなぁ。と沢山の鳥居を前に思いました。

お二人目のOさんは・・・・・・なんだかとっても楽しそう!!
見ているこちらもとても嬉しくなってしまうほど、最初から最後までとても笑顔で楽しそうだったのです(^^)
版は線画のかわいいイラストで、ベタ面はごくわずかなものの、大きさから「そこまで圧は入らないかもなぁ」なんて思っていました。
しかしなんととてもきれいに、そして均等にボコっと凹んだではありませんか!
線と面とイラスト自体の大きさの関係、ほんとうにその時々、それぞれで、まだまだ奥が深いです(^^;)

「すごい~」とまるこは何かを忘れ、横からデジカメで撮影に没頭。(笑)
そんなしょうもないまるこの横で、Oさんはご自分で色々圧の掛け方、線の出方を変え、一枚一枚顔色のちがうものづくりを楽しんでいたようです。

きっとこれが、手キンでの活版印刷の、一番いいところ(^^)

最後はお茶で一息つきながら色々なお話をして、今日も無事、終了でした。ホ~ホ~

活版好きのIさんリターンズ

2月7日土曜日、新年初の先週に続き、
ワークショップの第9回目を開催しました!

今回は去年に一度お越し下さった、活版好きのIさんご夫婦。
再度チャレンジに来て下さいました~。

今回はお二人とも版にする原稿の段階から、刷りやすさをちゃんと考慮して制作したと思われるイラストを送ってくださいました。さすがIさん・・・

Kさん(奥さん)の版はきっと印刷の圧調整にはそれほど苦労する事なく、うまくいくだろうな。そんな予想で最初の調整。(始めは離れている紙と版を、調節ネジを回して近づけて行き、まずは印字されるところまでもっていきます)
4つの調節ネジが均等に硬くしまると紙と版がくっついた合図。さぁ、それでは一度開いてみましょう、と見てみると・・・

あれ?もう完璧じゃないですか!!(笑)

大体この段階ではまだバランスは完璧ではなく、イラストのどこかが出ていなかったり薄かったりするので、ここから微調整をしていくのですが、もう終わってしまいました!わぉ。

しかしここから新たに小さな問題が発生。。Kさんはゴールドインキとミラーコートというつるつるテカテカのコート紙を選んだのですが、このインキ、紙、イラストの3つが組合わさると、ぼや~っと輪郭の残像が出来てしまうのです。

こんなふうに。わかるでしょうか、丸いベタ面のまわりに枠のようなものがあります。

これが紙を変えると出ないから不思議です。やっぱり組み合わせの相性なんだなぁ。。
どうしたらいいのか刷り方の試行錯誤がしばらく続き、かすれない程度にソフトタッチで刷るという結論に達しました。なんだ、と思うかもしれませんが、このソフトタッチ具合がなかなか難しいのです。
よかったよかった(^^)

Kさんは刷っていくうちに、紙の位置を変えて刷ってみたり、一枚の紙に何回か刷ってパターンのようにしてみたり、一枚一枚を意図的に変えて楽しんでいらっしゃいました。


なるほどー、これは活版だからこそ出来る事ですね!と今日も新たな発見にみんなで盛り上がりました。

次はHさん(旦那さん)。Hさんはシルバー+藍の混色にチャレンジされました。インキをとって、ヘラで少しずつ慎重に混ぜ、確認する時は紙に少しつけてゴシゴシこすり、のばしたインキの色を確認します。そしてさらにローラーでまんべんなくのばしていきます。


色づくりのもよう。

Hさんの印刷で一番苦労したのは印圧調整。ベタ面と細いラインが混在していたのでどう出るか心配はしていたのですが、ベタ面のかすれというよりもラインの一部にどうしても出ないところがあって、やはりバランスをとるのに細かい調整をしていきました。

こうやって黒い4つのネジを少しずつ回して調整していきます。

そしてHさんの場合はKさんとは逆で手触りのある紙よりもつるつるのミラーコートの方が相性バッチリなようで、きれいに刷れるのです。ふしぎ不思議~。

上2枚が手触りのある紙で少しかすれぎみ、下がミラーコート。写真だとわかりづらいですが、きらきらと反射する光まで放っています。

最後は前回と同じく、持っている見本帳などの見せ合いっこで楽しいひと時になり、気がつくとあたりは暗~くなっていました。ホ~ホ~

ありがとうございました。

今回、予想外の早さでご予約をいただきました。
ご予約は先着順の為、折角お申し込みを頂きましたのに
お断りしなければならなくなってしまいました事を
心苦しく思います。

次回開催は4月の予定です。
3月の初旬に告知をする予定です。
どうぞ宜しくお願いいたします。

ユニバーサル・レタープレス 関 宙明

《 2009年 3月の体験予定 》


やりますよー。
 
 
3月の回は全て定員に達したため締め切りました。
ご応募・お問い合わせありがとうございました。
次回は4月の予定です

◎3月第1回~
3月第1回は定員に達したため締め切らせて頂きました。
開催日:2009年3月7日(土曜日)
時間:13時30分~(約3時間半程度)
定員:2名様でお申し込みください
申込締切:2月23日まで
原稿締切:2月23日まで

◎3月第2回~
3月第2回は定員に達したため締め切らせて頂きました。
開催日:2009年3月28日(土曜日)
時間:13時30分~(約3時間半程度)
定員:2名様でお申し込みください
申込締切:3月15日まで
原稿締切:3月15日まで

おしらせ。

今回よりお申し込み受付を2名様ご一緒とさせていただく事となりました。理由は開催に掛かるコストがひとつ、それと印刷機が1台しかない為、ご一緒に体験される方の進行次第で待ち時間が長くなってしまう事があり、お友達や知り合い同士であればその時間も楽しく過ごしていただけるという事でもあります。是非お友達お知り合いをお誘いあわせの上、2名様でお申し込みください。
参加のハードルを高くしてしまうのは本意では無いのですが、何卒ご了承いただきますよう改めてお願い申し上げます。

ユニバーサル・レタープレス 関 宙明


待ってるよー。

今年初のワークショップ

1月30日土曜日、レタープレスが再始動して最初のワークショップを開催しました!

あ、まるこです。こんにちは~(^~^)

久しぶりなのでとてもフレッシュな心持ちで駅まで向かおうとすると、そんな意気込みに「本当に大丈夫なのかい?」と言われているような雨、そして向かい風。。負けるものかぁ、とビニール傘で挑み歩く事3分、むなしく傘は反対に曲がって雨を貯める器になり、これでもかと左右に振られてバキバキになりました(;;)

しかし今日は工房にマッちゃんも参戦、楽しいワークショップになりそうです*

さて今回はどちらの版もワークショップでは初めてのチャレンジがありました。まずお一人目の方は文字のみのシンプルな版だったのですが、インキをつけずに凹みだけを楽しむ空押しというものをやってみました。

きっとスムーズにいくだろう、そして結構簡単に凹みも入るだろう、と予想していたのですが、予想は見事に打ち砕かれ・・・


こんな感じで力んで頂く事になりました。
ひゃ~、が、がんばれ~(^^;)


こちらも新たな発見、横向きプレスはなかなかいいそうです。
何がいいかは汗を流した方のみぞ知る感覚です(笑)
こんどまるこもやってみよ~。


これは活版機本体の用紙をセットする部分ですが、そこまでこんなに圧が伝わっています。ちなみにここには、通常は敷かない柔らかめの紙を敷いています。そうする事で敷いた紙がクッションの働きをし、驚くほど圧が入りやすくなるのです。


こちらが実際印刷したほうの紙です。
(ご本人より写真提供いただきました、ありがとうございます~)


残りはシルバーインキを使用しました。初めに圧で苦労された甲斐あって、とてもスムーズにきれいに刷れました。

そしてもうお一方の版は繊細な手書きラインのイラスト。
最近新しく入ってきたゴールドインキでの初チャレンジです*
ゴールドインキは粘り気はあるものの、伸びもよく、ムラにもなりにくく、さすがゴールド。繊細なラインなので圧のちょっとしたバランス崩れも目立ち、やはり調整には時間をかけました。そしてあまり凹みをつけてしまうと線が太くつぶれた感じになってしまうので、刷る時には一枚一枚ていねいに確認しながら力の調節をされていました。


力加減の模索中、上が結構力を入れたもの、「ちょっと繊細さに欠ける」と下が力をあまり入れずに刷ったもの。

どうやら力の入れ加減と仕上がりの印象の強さに3段階を見いだされたようです。

短時間ではありますが、ワークショップのあいだにこうやって何かご自分の小さなこだわりや、一枚一枚の少しの変化を体感して、それが楽しい~活版て面白い~と思って頂けたらとても嬉しいです。
それこそ蔵前レタープレスのワークショップは大成功なのです~(^^)
小さく、バンザ~イ。

名刺を刷りに、工房へ。

こんにちは、まるこです~。
あ、今年初のブログ書き込みになるので、
遅すぎますが・・・あけましておめでとうございます!

年始からイベントが始まっていますが、どちらか行かれましたでしょうか?
まるこは神楽坂フラスコでやっていたSyuRoさんのイベントへ行ってきました。

会場は普段人通りのないような静かな路地にあったのですが、人が入れ替わりたちかわり。きっと通りすがりというよりは、このイベントを知った方々が足を運んで来ているのだなぁという感じでした。だってSyuRoさんの商品や世界観、やっぱり素敵ですものー(><)
活版で刷ったカードや冊子(これがまたかわいいのです)、展示されていた「モノがたり」のシートも、活版好きにはたまらないほど美しく刷られていました。
文字がただ並んでいる様子がこんなにきれいなんて・・・

残念ながらイベントはもう終わってしまいましたが、印刷物は体験にお越し下されば工房で見る事ができます。SyuRoさんの商品も蔵前にお店がありますので、ぜひ探してみてください*

さてさて、先日まるこ個人の名刺を刷りに、工房へ出没しました。
(以前お伝えしましたが、現在まるこはレタープレスへは外からの参加で普段は工房にいないのです~)

ミスター、マッちゃん、ハマちゃんのお仕事の邪魔にならないように・・・あれ、作業机を半分以上占領している(^^;)と思いながら黙々と刷ること2時間半、無事両面100枚の名刺が完成しました。

L_maru01.jpg

名刺サイズだとやはり調整がしやすいですね(^^)


名刺はポストカードに比べるとメタルベース(金属板を貼付けてある土台)も小さいです。

自分で描いた手書きの文字を使って黒で刷ったのですが、完成して見てみると、なんだか普通にペンで描いたみたい~(笑)
活版の凸凹があって良かったなぁ~スリスリ(^~^)
自分で刷った名刺は何だか子供のような感じで、渡す時にはより気持ちがこもりそうです。

L_maru04.jpg
ハマちゃんが石油ストーブを出してくれて、工房はポカポカでした。

クリエイター100人からの年賀状展vol.4


 
 
 
あ、ミスターです。

「クリエイター100人からの年賀状展vol.4」が
神田の竹尾見本帳本店で行われてます。

そしてたぶん、
ユニバーサル・レタープレス/
ミスター・ユニバースの今年の年賀状が
昨年に引き続き掲出されている事と思います。

ミスター・ユニバースというのは
ユニバーサル・レタープレスを主宰している
デザイン事務所です。
大袈裟な言い方してますが
僕と、グラフィックデザイナーと、
マネージャーの三人だけの
こじんまりとした事務所です。

ユニバーサル・レタープレスは
ミスター・ユニバースの活版印刷部門です。
デザインを活版で定着するときは
このの名前でやったり、
時々ワークショップをやったりする訳です。

ということでウチの年賀状は活版印刷です。
但し、印字の面積が大きいことで
手キンでは印圧に限界があること、
シャープな表現にしたかった、などから
お馴染み鳥越の大伸印刷さんに
お願いしています。

神田近辺にお越しの際は
お立ち寄りくださいませ。

「クリエイター100人からの年賀状展vol.4」
■会場:見本帖本店
■会期:2009年1月15日(木)~2009年2月13日(金)
■開館時間:10:00~より19:00まで
■休館日:土・日・祝祭日
■入場無料

ミスターでしたー。

神楽坂のSyuRo その2.

ミスターです。

昨日より、神楽坂のフラスコさんで
行われているSyuRoさんのイベント。


これは鳥越のお店の様子
 
 
商品がとってもいいのは
色んなところで触れられているとおり。
ここではユニバーサル・レタープレスで
作った活版印刷物のことを
ご紹介しようと思います。
 

これ、ショップカード。
イベント時に配布するために、
代表の宇南山さん自ら刷っていただきました!
地図など、かなり細かいので
つぶれや掠れなど、
うちの手キンでキレイに刷れるか
心配だったのですが…。


よいしょー。
 
 

ほら。
 
 
かなりキレイに出てます。

裏面はロゴをエンボスで。

このくらいのサイズの版だと
ほとんど力を入れずに凹みます。これは楽しい。
 
 

冊子も作りましたよ。

この印刷は鳥越の大伸さんです。
うーん、美しい印字。
うっとり。

どちらも会場でもらえますよー。

それと、
会場奥には畳敷きの小あがりがありまして
そこで「OUCHI」さんによる
お茶とお菓子がいただけるそうです。
そこで、懐紙を作りました。

スミを極力薄くして、
薄墨と凹みの表現がなかなか繊細です。
印刷は浜田が担当しました。

そして、
SyuRoさんの商品の
ストーリー「モノがたり」を活字で組んで
印刷したシートを作りました。
折角なので無理を言って
印刷の現場を見せていただきました。

美しいです

5号活字。
文字間には8分の込めもの。

タイトル横の花形は
それぞれ変えていただきました。
こちらは佐々木活字さんにお願いしました。
組版が美しいのはもちろんですが、
活字自体がまだ新しいようで、
印字がとってもシャープで
ムラもありません。

そんな事も含めて
SyuRoさんの世界を
で楽しんでくださいね。

『モノがたりのある、モノづくり展』神楽坂
1月16日(金)~21日(水)
神楽坂フラスコ

ミスターでした。

神楽坂のSyuRoさん


クリックで大きくなるよ
 
 
鳥越のSyuRoさんが、今月16日から21日まで
神楽坂にお店を出します。
 
 
告知DMとか、その他色々と
ユニバーサル・レタープレスが担当してます。
 

上はDMです。
 

活版で刷るとこんな風に。
大伸印刷さんに刷っていただきました。
 


寄るとこんな感じ。
ザ・シャープ!
 
 
『モノがたりのある、モノづくり展』神楽坂
1月16日(金)~21日(水)
神楽坂フラスコ
 
 

会場には活字を組版してもらった刷り物も
用意してるんです!
5号活字を400字くらい。
し・か・も、字間8分開き。(ちょっと小声)
是非見に来てー。
 

お近くの方もそうでない方も是非。

他のツールもレポートしまーす。
ミスターでしたー!
 

 

帰ってきた(帰ってきた張本人より)

ご無沙汰しております!まるこです~。

半年ほど前、突然「そつぎょう」とか何とか言っちゃって自ら旅に出ておきながら・・・
自分で卒業証書まで授与しておきながら・・・
戻ってまいりました(笑)ちょっと恥ずかし~(笑)
詳しいわけはミスターのブログエントリー「帰ってきた」をご覧下さい。
説明して頂き救われています(笑)

しかし「まるこ」というゆるいペンネームだからこそ実現できたと思えるこの出戻り。
以前と違うのは、店長のくせに普段は絵を描いているので、外からの参加になるという事です。
なので残念ながら「お待たせしました、パワーアップして戻ってきた職人まるこです」というわけにはいきませんが、
その分なんとレタープレスの人数が倍増!!
もしかすると以前より強力かもしれません。ミスターがお手伝いとご紹介した「ハマちゃんとマッちゃん」。特にまるこが工房へ顔を出すたび練習を積み重ね、メキメキと腕を上げているハマちゃん。時々の登場にもとても楽しみです*
まるこもまた、がんばります~。
そんなわけで、再スタートのレタープレス、どうぞ宜しくお願いいたします。m(–)m

そしてミスターから告知しておりますが、活版体験の再開は新年あけての1月末からのスタートです。募集を出しました2月までの定員にはまだ空きがあります。詳細はワークショップのお知らせをご覧下さい。(しつこい?)
お待ちしています~。

と、ブログを書き込んで気づくと今日はもう12月26日。。みなさんは仕事納めの日ですね(^^;)
こんな日に再スタートのご挨拶なんて、なんてナイスタイミングなさすがまるこ。

お正月にお餅を食べ過ぎてしまったら、蔵前へ行ってみて下さい。
活版で少しの汗をかき、地図を片手に町散策でたくさん汗をかきますよ。

それでは、どうぞ良い年末年始をお過ごしくださいませ。
来年も(来年からも)どうぞ宜しくお願い申し上げます。

活版体験のこと

来年1月より再開いたしますワークショップ。
現在予約受付中です。

どんな事をやるのか
ちょっと解説することにしましょう。


1.ポストカードにしたい絵柄(線画が向いてます)を送っていただき、凸版に起こします。凸版を作ってくださるのは神保町の真映社さんです。
写真は樹脂版。(亜鉛版での制作も可能です)


2.版をレイアウトに添ってメタルベースに糊で固定。ここで平面が出ていないとムラの原因になりますので慎重に。インテル・ファニチュア・ジャッキなどを用いてチェースに固定します。


3.朱・赤・藍・緑・黄・白・墨・草・群青・銀の中から色を決めて練ります。大体一回の印刷には空豆ひとつ分くらいのインキを使用。勿論混色もOKですよ。


4.インキローラーを本体に装着します。

 

5.チェースに固定された凸版を本体に装着。圧盤上のスケールを使って紙の位置などを大体決めます。

 
 
 
 
 
 
 


ねえねえ、なにやってんのー?
 
 
 
 
 
 
 
 

 


6.インキをインキ盤につけてハンドルを上下しながら均一に広げます。これ実際にやるとインキが広がる様がとてもキレイで盛り上がります。
 
 


 

わーキレイ。
 
 
 
 

 
 
 
 
7.試し刷り。
 

 


さぁ刷れたかな?
 
 
 

このときに紙を決めましょう。ユニバーサル・レタープレスでは、波光、セビロ(ウォーム)、ヴァンヌーボ(V/スノーホワイト)、ハーフエア、ロベール(ナチュラル)、プリマ、キャピタルラップの7種類から選べます。裏面にはPostcardという文字と飾り罫が刷ってありますが、不要な方は刷り込みの無いものも選んでいただけます。
しかしながら凹凸のある紙は版によってはきちんと刷れない場合があるので相談しながら決めてゆきます。
 
 
 

8.4点のボルトを使用して、圧盤が凸版に並行に接地するようバランスを整えます。これが結構大変。ムラ無く均一にインキが着くようになるまでなるまで根気よく調整を繰り返します。


9.バランスが取れましたらゆっくりと(しかし力強く)ハンドルを押して本番刷りです。お好みの20枚で刷っていただけます。


10.刷り上がったものから乾燥用カードラックに挿して乾燥させます。(完全に乾くまでは1日ほどかかるので、お持ち帰りの際には紙を挟み込んでお渡しします。)


おつかれさまでした
 
お茶を飲みながら刷りあがり自慢しあう楽しいひとときです。
(お祭りも最高潮のようですよ)
 
 
 

 
 
 
以上簡単ですが手順のご紹介でした。
これらの操作はまるこ店長が解説しながら
一緒に行います。

刷り終わった版はお持ち帰りいただけますので、
ご近所の活版印刷屋さんにお持ちいただければ
刷って貰うことも出来ますよ。

是非、これをきっかけに
活版印刷に親しんでくださいね。

ミスターでした。
 
 


紙面のい対してこれくらいの絵柄のサイズだと割と凹みます。全面の絵だとまず凹みは出来ませんから、あの独特の凹みを体験したい人は少し小さめの絵柄にすると良いと思います。(このカードはマッチャン製です)
 
 

帰ってきた

ミスターです。
今年の夏にユニバーサル・レタープレスを
卒業して旅に出た「まるこ店長」。
初冬のある日、ミスター・ユニバース(ユニバーサル・レタープレスの母体※のデザイン事務所)に遊びに来ました。
※(ミスター注)母体と言うほど立派じゃない
元々彼女はミスター・ユニバースのデザイナーとして働いていもらっていたのですが、活版印刷部門も講師として手伝って貰っていました。
聞けば彼女は現在絵描きさん。頑張っている様子を見て、ワークショップも再開出来ないで居るくらい忙しいので空いている印刷機を思い起こし、必要ならば使っていいよと申し出ました。
そこでふと思いつきました。
どうせならばワークショップの開催を手伝ってもらったらいいんじゃなかろうか?早速相談しましたところ月に2回のワーショップを今まで通り手伝ってくれることになりました。

と言うことで来年1月より再開しますワークショップは今までと変わらずまるこ店長が行ってくれることになりました。やったー。

こちらのブログも時々書いてくれますから
どうぞお楽しみに。

それではまるこ店長
よろしくお願いします。

尚、ユニバーサル・レタープレスには
ミスター(僕です)とまるこ店長に加え、
お手伝いのハマちゃん、
マッチャンが時々顔を出します。

これからも
ユニバーサル・レタープレスを
どうぞよろしくお願いします。

前列左から
まるこ店長※、マッチャン
後列、ミスター、ハマチャン

※まるこ店長はここまで小さくありません