月別アーカイブ: 2010年3月

次回(2010年5月)体験予定のご案内日


レタープレスの工房から見た、酒屋のナスダさん。夜にはビールの缶が光って電気になります。

寒さがつづきますねぇ(^~^;)
いつになったら凍えずお花見が出来るのでしょうか。
さて、次回ワークショップのご案内、季節は待ち遠しい新緑の5月です(^^)

次回の予定は、4月7日(水曜日)にご案内します。
やってみようかなぁ~と思われる方は、
ぜひこの日にブログをチェックしてみてください*
(なぜ事前にご案内日をお知らせしているかというと・・・
詳しくはこちらです。)

そして日にちとご予定が合いましたら、お友達・お知り合いお誘いの上、2名様でご応募くださいませ。
(運営上、2名様での予約のみ、お受付させて頂いています。。)

なお応募の状態を公平にさせていただく為、
ご案内はブログのみでとさせていただいておりますので
ご了承ください、ペコリm(–)m

第28回活版印刷体験

3月13日土曜日、第28回の印刷体験はなんといういいお天気!!春風も吹いてやっと工房全開で出来る~~という小さな楽しみを胸に(笑)恒例のおつかい、浅草から、蔵前4丁目へ。

工房ではすでにミスターとまっちゃんが作業をしていました。デザインのお仕事。まっちゃんは大詰めだそうで、、頑張ってください(><)まだ詳しくは内緒ですが、キーワードは「にゃんこ」です。

そして薄々気づかれているかもしれませんが、工房のみんなはにゃんこが好きです。活版と同じく、蔵前界隈に生きているにゃんこを大切にしています(^^)
ほら、まるこも幻の(いつかのブログにもあった)にゃんこカード、最後の一枚頂きました!これはレアです!(笑)


当ったのはこのカード、ニヤけます~(笑)ただそこにいるだけで人をニヤけさせるなんて、なんて素敵な才能。いつかまるこもこんな風になりたいと言ったら、きっと工房のみんなはニヤけるよりあきれるだろうな・・・(笑)

・・・さて、本日の挑戦者はOさんとHさんです。ウェブ関連のお仕事をされているお二人は、だからこそ手作業をしたい、という事で、もともとあった活版へのご興味から、体験にいらしてくださいました。

さっそく、Oさんから。

何だか懐かしくかわいい、女の子のイラスト。お知り合いの絵かきさんがこの日の為に書かれたものだそうです。これは綺麗にすらなくては!ちょっと難しそうですが、頑張りましょう~(^0^)/
ということで、最初の印圧をかけていきます。あれ、全体が出ています、早いです(笑)さらに微調整をしていき、良さそうなところで、一度全種類の紙に刷ってみます。


ミラーコートという平滑の紙にはとても綺麗に出ますが、


その他手触りのある紙にはかすれが見えます。紙を決めたら、紙によってはさらに微調整が必要そうです。。と、いうことでOさんが選ばれた紙はイバラの道、手触りのある紙(笑)「選んでしまいましたね~笑」

かすれをとるため、印圧の微調整をしていくと、あとちょっとのかすれでなかなかうまくいかず、どうやら迷宮入りしたもよう。

髪の一部がどうしても出てこなかったり・・・

ここで、ミスターの神の手をまたお借りすることに。一度全部印圧を抜いて診断してみると、四点(版を前に出して行く大事な四つネジ)のうちの一カ所が先に当ってしまっていて、その他は紙についているものの、動かない状態になっていたようです。つまり、印刷はできていたのですが、バランスはちょっと崩れた状態。微調整がきかない状態だったようです。これでも平滑な紙だとインクがつきやすく印刷はできてしまいますが、手触りのある難しい紙には難しいようです。

時間がかかるこの印圧調整の部分、始めてやるにはとても難しいですが、しっかりバランスをとらないと、イバラの道の先へ進めないようです。う~ん、難しいですね、そして深いですねぇ。

ということで、最後はまたミスターの微調整仕上げで、さらにインキも足して濃くし、綺麗に印刷するところまで行けました。ほっ(^^)

そして次はさらに難しそうな版の、Hさん。とても細かい描写のかっこいいイラスト、こちらは金属版です。どうかなぁ~ドキドキ(**)


最初の印圧をかけた段階では、まだまだ全貌は見えず、さらにドキドキ。


見えた!!
今だ、全種類の紙に~!と刷ってみると、やはりミラーコート以外はまだ難しそう。。とりあえずミラーコートに10枚、刷っておきます。そしてもう10枚はまたイバラの、アラベール、ナチュラル(紙の名前です)。全貌は見えていますが、、部分的なかすれがやはりどうにも難しく、再度ミスターにご登場いただき、バランス調整。

途中どうしても右上の一部分にかすれがでてしまい、

その部分のみ裏側からごく薄い紙を一枚敷いて持ち上げるという試行錯誤も。


こんな風に。

難しいイラストは、版の刷り見本と照らし合わせながら確認します。

Oさんと同様、やはり一点の力が先についた状態、これはプレスした手の感触でわかるので、バランスを取り直した調整後との感触の違いをなんとなく感じていただき、本番10枚を無事刷り終えました。

これからご紹介した近くのSyuRoさんへ行かれるそうです(^^)
蔵前は楽しいところ、たくさんあります~。

活版もぜひ広めてくださいね~と最後にちょっとアピールして、お二人を見送り
ました(^^)

レタープレスの地図から

わたくしまるこ事ではありますが、
まるこは絵を描いています。
レタープレスの周辺地図も、とても楽しく描かせていただきました。
そしてこの地図をどこかで目にして頂いた事がきっかけで、
また違う地図のご依頼をいただくことになりました。
歩くこと、絵をかくこと、なんて楽しいんだ(^0^)/
きっかけと繋がりに感謝をし、ちゃっかり載せさせていただきます。。

文芸春秋SPECIAL 季刊春号

新連載の「ふたりで歩く古典散歩」、
藤原正彦さんと奥さんの美子さんが古きをたずね、新しい出会いをする、
という内容も私の大好きな散歩に関わる連載です。
第一回目は府中・多摩霊園。
お二人がまわられた道筋をイラストマップとして描かせていただきました。

まるこより、小話でした(^^)

《 2010年 4月の体験予定 》

お待たせしました~!
4月ワークショップのご案内です。

桜の季節*そして花粉症の方にはちょっと辛い季節ですね(^^;)

◎4月第1回
開催日:2010年4月3日(土曜日)
時間:13時30分~(約3時間半程度)
定員:2名様でお申し込みください
申込締切:3月19日(金曜日)まで
原稿締切:3月19日(金曜日)まで
料金:お一人様3,500円

◎4月第2回
開催日:2010年4月17日(土曜日)
時間:13時30分~(約3時間半程度)
定員:2名様でお申し込みください
申込締切:4月2日(金曜日)まで
原稿締切:4月2日(金曜日)まで
料金:お一人様3,500円

体験をご希望の方は上記申し込み締め切り日までに

◎ご希望日
◎お二人のお名前
◎メールアドレス
◎メール以外で連絡のつくお電話番号(携帯可)

をメールで
お知らせ下さい。
折り返しこちらからご連絡いたします。

尚、ご予約は先着順です。
定員によりご希望に添えない場合もございますので
予めご了承ください。

4月の全2回<4月3日・17日>は
定員の為締め切らせて頂きました。
お申し込み有難うございました。

また、初めての方は、
ホームページで内容や詳細をご確認頂けると嬉しいです。
詳細は、「やってみたい?」の頁にあります解説と、
そこでダウンロード出来るPDFをご覧ください。

ではでは、お友達お誘いの上、
ご応募お待ちしております!
 
 


こちらは昨年の凸凹フェスタの様子。今年も5月にあります。そろそろ、レタープレスでも準備の時期になってきました~。
 

(^0^)/

第27回活版印刷体験

2月 27日土曜日、本日体験の挑戦者Iさんは、先週に引き続き工房のお近く(の、お仕事場)。そしてお友達のTさん。お二人ともとっても繊細な線画のイラストをお送りくださいました*

Tさんは挑戦の、ちょっと難しそうな版なので、まずはIさんから始めました。Iさんの版はうまくいけば凹みも期待できそうな大きさ、そして線画の版ですが、線がとっても細いので、せっかくのその繊細さをつぶしてしまわないように、印圧の具合は調整が必要です。またインキの量によっても、線の太さが変わってきます。


インキは本当に少しで大丈夫なのですが、それでも始めは版に対して多すぎたもよう・・・(写真左)。インキを減らすと、同じ印圧でも線の印象が変わります(写真右)。


それでも、印圧はしっかり入っているみたい(**)まだバランスはとれていませんが、これは期待できそうです。


沢山刷って行きます。どの紙にも印圧がちょうど良く、とても奇麗に刷れました*似顔絵・・・ですよね?最後までそこは濁されてしまいました~(笑)独特の視点からのお話がとても面白いIさんでした(笑)

そして次は挑戦の版、Tさん。とっても繊細で奇麗なイラストですが、面積とその繊細さが心配なところ、金属の版で望みます。版もとてもきれい*

ちょっと光沢のある薄い茶色、ということで混色にもチャレンジです!


シルバーをベースに茶色を少し、そして白を、様子を見ながら混ぜて行きます。


茶色は強く出るので、難しいところです。

色が出来たらいざ、印刷。


やっぱりまずは全体が出るまで、難しそうです。真ん中だけ、どうしても出ない、なぜ?というところで試行錯誤をしましたが、こんな時も、ネジは四隅ですが、やっぱり問題は印圧のバランス。最後はミスターの魔法の手による微調整仕上げで、繊細な絵が繊細なまま、奇麗に印刷できました!


見づらいところの出かたは、真映社さんからの刷り見本を見ながら確かめてみます。ハマちゃんより、直伝です(^^)

更にまるこの無茶ぶりで、難しい紙に刷るという、いっそう難しい調整をお願いしてしまいました、すみません・・・ミスター (^^;)

「あとは力だね~」ということで、やっぱり力むことになってしまったTさん。

お疲れさまです~。
「ちょっとやってみますか」ということでジムでインナーマッスルを鍛えていらっしゃるIさんも挑戦。かなし~!(><)こんなとき力があるのは羨ましいですねぇ、やっぱり出かたが違います。


下がIさん。濃いですねぇ。

何はともあれ、難しいと心配だった版も見事に奇麗に印刷でき、
とっても楽しんで頂けたみたいで(笑)まるこも嬉しいかぎりです~(^^)/

第26回活版印刷体験

2月 20日土曜日、本日体験の挑戦者は、工房お近くにお住まいのKさんと、お仕事仲間のSさんです(^^)

先にちょっと載せてしまいますが、こちらがSさんの版の仕上がり。

事前にお送り下さった始めの原稿は、インキののっている部分が白抜きで、あとのまわりが全部ベタ面という、初めて頂く原稿でした。そしてこのかわいいイラストで、見た瞬間のインパクトに「わぁ!」とビックリしたのですが、もちろん残念ながらベタ面と白抜きを反転していただくことに・・・(^^;)出来たらいいのですけどねぇ、活版、特に手キンの印刷機ではまず悲しい結果になってしまいそうです(;;)でも良く考えたら、26回目を迎えるこのワークショップの中でこのような原稿が初めてだったことも不思議です(笑)

ではさっそくSさんから。(似顔絵、似ていました~見ていると元気が出そうです*)


緑のインキで刷ります。朗文堂さんオリジナルインキの小さい缶です。


修正しても、それでもはじめはやっぱり、顔がでません~。


調整ネジでの微調整で、バランスが、いったり、きたり。


でました~!(上下に刷ってトランプみたいです)ですがまだ頭のベタ面がムラになる事が多く、不安定です。そんな時は印刷機のローラーを円盤のインキディスクに近づけて、インキを付きやすくする、という裏技!!ふふふ(といっても文章だと何の事やらですねぇ ^^;)


奇麗にでました!そして刷り込んでいくとまた安定してきます*

そして次はKさんです。


離れたイラストは、樹脂製の版を切って、メタルベース上でレイアウトをしてみます。こんな風に、印刷しながらでも色々変えられるのが、活版印刷ならではです(^^)

印刷範囲全体の面積は大きくなりますが、線画なのでやっぱり出やすいです。

まだ右上が太く、メリーゴーランドに印圧が必要ですが、もう少し。


きれいにでました~!難しい凸凹の紙(プリマ)にも・・・すてき!
Kさんは最近引っ越しをされてきたとのこと、今日はレタープレス全員集合の工房で、ハマちゃんと蔵前界隈のお話などで盛り上がっていました(^^)お忙しい中マラソンもされているという、元気でアクティブなKさんでした*

お疲れさまでした~。

最後にSさんから頂いた、これもまた可愛い顔つきのパンをご褒美に(Sさんありがとうございます!)、まるこも工房を後にしました~。外は真っ暗、ホ~ホ~。

次回(2010年4月)体験予定のご案内日

やっっと暖かくなってきました!!
次回募集のワークショップは、お花見の季節4月です(^^)

次回の予定は、3月8日(月曜日)にご案内します。
やってみようかなぁ~と思われる方は、
ぜひこの日にブログをチェックしてみてください*
(なぜ事前にご案内日をお知らせしているかというと・・・
詳しくはこちらです。)

そして日にちとご予定が合いましたら、お友達・お知り合いお誘いの上、2名様でご応募くださいませ。
(運営上、2名様での予約のみ、お受付させて頂いています。。)

なお応募の状態を公平にさせていただく為、
ご案内はブログのみでとさせていただいておりますので
ご了承ください、ペコリm(–)m

看板タイポ部 金の文字の巻


ある夏の日、三筋の衣料品の卸やさん 
 
このあたりの看板を見ていて気づくのは
金を塗布された文字が意外と多いこと。
こういう特徴も、
ある意味豊かさを求めた時代を
物語っているのかもしれません。
(その時代自体、今の僕らには豊かに感じられますが…)
 
ガラス扉などに直接金のペンキで
文字を描いたものも多いのですが
今日は金の立体文字を集めてみます。

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