ものづくりの町台東区、その中の蔵前。ここで工房をやっているからには、近くに頼れる活版印刷屋さんがあったらいいなぁ。といつも思っていました。
なかなか見つからなかったのですが、人づてにやっと見つけた「大伸印刷」さん。しかも大伸さんはおかず横町の目と鼻の先、SyuRoさんのすぐ近く、そしてレタープレス結構近く!!
そんな事言っても「どこ?」という感じかもしれませんが、とにかく本当に工房のご近所と言える距離で、自転車でものの10分弱です。
大伸さんは現在お父さんと息子さんで運営されている下町の活版印刷やさんですが、ホームページも持っていて、技術を守りながら新しい事にもチャレンジされている印刷やさんです。
早速、レタープレスの体験で常備しているポストカード用の紙に”post card”という文字とおしゃれな罫線を刷って頂きました。今までは工房で一枚一枚印刷していたのですが、しょっちゅう使うもので追いつかない事もあり、大伸さんのお力を借りる事にしたのです。
はじめてお願いするので印刷立ち会いに行ったのですが(もちろん自転車で)、細かいお願いやレタープレスの茶色を作っていただく事まで、とても親切にして下さいました。機会もきれいでとても大事にされている事が伝わってきました。
直接伺い自分の目で見るという事はやっぱりいいですね~(^^)
引き取りももちろん自転車で、帰ってから開けてみると、びっくり!感動!そしてちょっとショック・・・なぜなら、やはり機械のシャープには負けた・・・という事が一目で分かってしまったからです。
まるこが汗をかきかき一枚ずつ刷ったものもそれなりにきれいに出来ていると思っていたのですが、機械仕上がりと比べると、なんかベチャ~っとしているというかエッジが滲んでいるというか・・・
だからやっぱり印刷やさんは必要なんだ!大事なんだ~!
と印刷やさんの凄さを再認識しながら、何とも言えない切ない気持ちになりました(笑)
下の写真、左が大伸さんで刷っていただいたもの、右がまるこが汗だくで必死に刷ったもの。色はちょっと違いますが、わかるでしょうか、この残念さ・・・。