1月30日土曜日、レタープレスが再始動して最初のワークショップを開催しました!
あ、まるこです。こんにちは~(^~^)
久しぶりなのでとてもフレッシュな心持ちで駅まで向かおうとすると、そんな意気込みに「本当に大丈夫なのかい?」と言われているような雨、そして向かい風。。負けるものかぁ、とビニール傘で挑み歩く事3分、むなしく傘は反対に曲がって雨を貯める器になり、これでもかと左右に振られてバキバキになりました(;;)
しかし今日は工房にマッちゃんも参戦、楽しいワークショップになりそうです*
さて今回はどちらの版もワークショップでは初めてのチャレンジがありました。まずお一人目の方は文字のみのシンプルな版だったのですが、インキをつけずに凹みだけを楽しむ空押しというものをやってみました。
きっとスムーズにいくだろう、そして結構簡単に凹みも入るだろう、と予想していたのですが、予想は見事に打ち砕かれ・・・
こんな感じで力んで頂く事になりました。
ひゃ~、が、がんばれ~(^^;)
こちらも新たな発見、横向きプレスはなかなかいいそうです。
何がいいかは汗を流した方のみぞ知る感覚です(笑)
こんどまるこもやってみよ~。
これは活版機本体の用紙をセットする部分ですが、そこまでこんなに圧が伝わっています。ちなみにここには、通常は敷かない柔らかめの紙を敷いています。そうする事で敷いた紙がクッションの働きをし、驚くほど圧が入りやすくなるのです。
こちらが実際印刷したほうの紙です。
(ご本人より写真提供いただきました、ありがとうございます~)
残りはシルバーインキを使用しました。初めに圧で苦労された甲斐あって、とてもスムーズにきれいに刷れました。
そしてもうお一方の版は繊細な手書きラインのイラスト。
最近新しく入ってきたゴールドインキでの初チャレンジです*
ゴールドインキは粘り気はあるものの、伸びもよく、ムラにもなりにくく、さすがゴールド。繊細なラインなので圧のちょっとしたバランス崩れも目立ち、やはり調整には時間をかけました。そしてあまり凹みをつけてしまうと線が太くつぶれた感じになってしまうので、刷る時には一枚一枚ていねいに確認しながら力の調節をされていました。
力加減の模索中、上が結構力を入れたもの、「ちょっと繊細さに欠ける」と下が力をあまり入れずに刷ったもの。
どうやら力の入れ加減と仕上がりの印象の強さに3段階を見いだされたようです。
短時間ではありますが、ワークショップのあいだにこうやって何かご自分の小さなこだわりや、一枚一枚の少しの変化を体感して、それが楽しい~活版て面白い~と思って頂けたらとても嬉しいです。
それこそ蔵前レタープレスのワークショップは大成功なのです~(^^)
小さく、バンザ~イ。