4月30日 夏の様な暑さ、ぐったり活版凸凹フェスタ

暑いですね!
今日はいよいよ凸凹フェア、作品搬入の日です!
といってもブログでは今まで準備も何もお知らせしていなかったので、何の事やらですね。(^^;)

「活版凸凹フェスタ2008」というのは、朗文堂さん主催で開催される、活版印刷のイベントです。
5月2日(金)から12日(月)までの10日間、色々な方の活版印刷を使った作品の展示、ワークショップなどが予定されています。
そこにユニバーサル・レタープレスも作品を密かに置かせて頂くのです。

とても楽しそうですよ*
「凸凹」という名前からして面白いですよね(^^)

そしてその為、今日は朝から、三軒茶屋にある「露木印刷」さんという小さな活版印刷やさんに印刷立ち会いに行き、ユニバーサル・レタープレス地図の大判(B3サイズ)を刷って頂きました。大判は工房では刷れないもので。。グレーを出すのが、難しいんだぁ。やっぱり。(^^;)そして大判だとインクが均一にのる為のバランスがとても難しいのですね。たとえ機械でも。。う~ん、勉強になりました。
時間はかかりましたが、納得のいく蔵前地図を刷っていただく事が出来ました*

そしてお餅までいただいてお腹いっぱい状態で蔵前の工房に戻り、断裁をし、夕方四谷の凸凹会場にいざ搬入に行きました。

会場は元小学校だったところで、実際に授業で使われていた、あの懐かしい机に展示物を置きます。
そこも何かいいですね~*

会場(教室)は、こんな感じ。

レタープレスは地図の他に、ポストカードとショップカードと「活版まんが ポケットサイズ」なるものを置いています。
周りを見渡して比べると、かなりゆる~い感じ?(笑)全体グレーでここだけ薄いですが、いいと思いますよー(笑)

そして隣の教室では、活版印刷用品が販売されています。(写真はまだ準備時のものです)

先に見てしまいましたが、好きな人にはきっとたまらない!古くて凄く価値のある掘り出し物がたくさんありました!
まるこがトイレに行っている間にミスターがガンガン買っていました。「Gill Sans」という書体の活字、罫線などなど。でも本当にいいもの、なかなか手に入らない物が沢山そろっています。
興味のある方、ぜひワクワクしに来てください。
ワクワクして目がキラキラしちゃうかもしれません。

「活版凸凹フェスタ2008」の詳細はこちら、朗文堂さんのホームページからご覧ください。
http://www.robundo.com/adana-press-club/news/news030.html

4月26日 暑かったし熱かった。第二回印刷体験

第二回目をやりました!
今回の選手はとても素敵なご夫婦でした。
何か色々詳しいなぁ。と思ったら、やはりデザイン関係のお仕事の方でした。

しかもお二人ともとってもやる気!!
ひとつひとつの行程にとても興味深そうで、こういう事(こういう事というのは、圧の微調整をしたり、紙位置の微調整をしたり、活版印刷の、、、つまりこういう事です 笑)が本当に好きなのだなぁ。というのが伝わってきて、嬉しくなり、まるこも一緒にとても楽しい気持ちでいました。そう思いながら横でヌボーっと立っていただけなのですが。ヌボ~っと。

旦那さんは男性なだけあってやはり力が強い=すばらしい印圧!
まるこが筋肉痛になりながら苦労していた壁をいとも簡単に乗り越えてしまったように思います。すごいです~。

刷りながら「この活版機が家にあったら、食べる・飲む・寝る全て忘れて没頭しちゃいそうだなぁ」とおっしゃっているその目は、キラキラしていました(笑)でもそりゃ大変だ~(笑)

絵柄や版の大きさ、紙など色々要素はありますが、お二人ともなんとかキレイに刷る事ができて、ホッとしました。楽しんで頂けてほんとに、嬉しいです(^^)

最後に大事にされている外国(ドイツかな?)の書体見本帳を見せていただきました。全ページ活版で印刷されているその本は、驚くほどキレイ。。うっとりの一冊でしたよ*

奥さんはこの後そのまま実家に帰られるそう。旅の荷物と亜鉛版と、ポストカードを持って*
蔵前までありがとうございました*
是非また遊びにきてくださいね~(^^)

次の活版印刷体験予定

はっという間に、5月ですね・・・(^^;)

次の体験予定ですが、色々ありまして、
ひと月あきます。。

5月をねらっていた方、すみません。。ぜひ6月に!!

<6月の体験予定>

6月7日の回は定員に達したため締め切りました。ご予約ありがとうございました。

開催日:6月7日(第一土曜日)
時間:13時30分~(約3時間程度)
申込締切:5月27日まで/原稿締切:5月27日まで

6月28日の回は定員に達したため締め切りました。ご予約ありがとうございました。

開催日:6月28日(第四土曜日)
時間:13時30分~(約3時間程度)
申込締切:6月18日まで/原稿締切:6月18日まで

※版作成の都合上、上記期日までに原稿をお送り下さい。
原稿作成のてびきは、印刷体験のてびき内の
PDFをダウンロードして頂きますと、
いろいろ書いてあります。

おまちしています~。

4月17日 雨だけど!土曜は晴れだったよ先日、ついに、印刷体験やりました。

先週の土曜日、ついに初回の活版印刷体験をやりました!

午後1時半からなので、早めに来てせっせこ準備をし、ドキドキしながら待っていました。
何か不備はないかしら?足りない物は?どうやってやるんだっけ?
いかんいかん!落ち着けまるこ~。

そうこうしているうちに、本日の選手が到着されました。
(活版て、やってみると分かるのですが意外と力が必要だったり腕を動かしたりするので、終わった後にひと運動した感じなんです。スポーツみたいです。なので、密かに印刷する人を選手とおもっています)

今日はデザイナーの方とイラストレーターの方で、お二人ともとても素敵なイラストでしたよ*
印刷する時は、色や紙や版の大きさでやはり個々に調整しなければいけないと改めて実感しました。
難しですね~(^^;)

そんなこんなで予定より少し長くかかってしまいましたが、楽しんで頂けたようで良かったです~。
お疲れさまでした!

こうやってこの少しの時間のなかで、今初めてお会いする方の描くイラストを見る事ができたり、お話ができたり、普段はなかなか出来ない貴重な事だなぁ。と、新しい、充実した気持ちになりました。

選手のお二人も、「スポーツした後みたいですね~!」
とお茶をを飲みながら、いつもまるこが一人で感じているこのすがすがしさを共有できたように思います。
趣旨はそれじゃないんですけどね(笑)

また是非来てくださいね*(^^)

まるこはお二人を見送ったあと、ホッとしてボケ~っと一点凝視をしながらどらやきを食べました。

このような体験会自体もはじめてですし、はたしてまるこなんかで大丈夫なのか!という不安もありじつは一ヶ月ほど前に一度知り合いのお客様にお願いして予行練習なるものをやっていました。
そのおかげで今日は今日のように出来たと思います。
お二人のWさん、Mさん、ありがとうございました*とても、感謝です*

4月8日 大雨、暴風、花冷え印圧奮闘記 パート1

まるこが壁にぶち当たって相談するある方にもいつもいつも言われていた
「印圧」のこと。

大事な要素は他にも沢山ありますが、試作など色々やっていくうちに、この「印圧」が肝なのではないか!
と思うようになってきています。少なくとも、レタープレスの工房で使用している活版機については。。

体験で主に使用するのはアクリルの樹脂版なので、金属板に比べて柔らかいせいか印刷で圧をかけるのになかなか苦労しています。
バランスがとれれば(バランスについてはまたパート2でお話します)もちろんきれいに印刷出来るのですが、活版特有の「凹んだ手触り」が欲しいときに、どうしてもうまくいかず、そこを乗り越えるべく今日も蔵前では熱い印圧バトルがくり広げられています。
お隣は魚やさんです。

発見したのですが、版の面積が小さい方が同じ力でプレスしてもより圧がかかるみたいです。
たとえば、レタープレスの名刺。このサイズを1つの版ですると

このように繊細に出ますが、

ロゴの部分だけを切り取って、
単体ですると・・・

ど~ん。
裏まで透けるくらいボッコボコです。
これはやり過ぎですか(笑)
でも、とんなに圧がかかるとは!やはり面積になにか関係ありそうです。
力のかかる点が集中するからという事でしょうか。きっとそうに違いない!

そう解釈して、今日の戦いは幕を閉じます。閉店~。

活版が、おしゃれ

ちょっと前にある女性雑誌の「ナウ」なものを紹介するページで、
表紙を活版で印刷して作ったノートを紹介していました。

レタープレスの活動を始めて以来「活版」という響きに敏感になっているというのもあると思うのですが、
「こんなところに!カッパンが・・! ナウ?」とまるこはびっくり。

早速販売しているお店に行き、脇目もふらずいちもくさんにノートのある場所へ。
表紙のデザインは3種類ありましたが、3種類だけでなく、やっぱり印圧のちがいで全部印象がちがう!と手で触り、
凹凸具合を見たいが為に斜めにしたり、表紙の面を目の高さと水平にしてみたり。
周りからみたらずいぶん変な人だったかもしれません。(目はギラギラしていたかもしれません)
さらにはお店の方に
「この種類1冊しか出てませんけど、他にありますか?見せて頂いてもいいですか?」(ちょっと前のめり)
と同じ柄のノートなのにストック分を見せてもらったり。
色々みて触って、結局店頭でサンプルとして出てたものが一番気に入って(あ、凹凸や色の出具合いがです 笑)それを譲って頂きました。なんだそりゃ。

そのノートは海外(ポルトガルだったかな)で作られたもので、
まるこの個人目線ですが、とても可愛かったですよ。

中はただの白い紙ではなく、木目調(これは活版ではありません)だったり、模様だったり、
やはりおぬし日本のものではないな。
という感じでした。

それにしても、もともとは昔の印刷技術である活版が、
流行を紹介する女性誌で紹介されるなんて、
それがいい悪いではなく、どうこうと言うわけではなく、(そもそもどうこう言えるまるこではありません)
自分の中では結びつきのなかった繋がりに、なんだか不思議な気分です。

ノートは使うのが何だかもったいないのと、木目調をどう活用してよいか分からないのとで、未だに眠っています。

4月1日 日付も陽気も春です*レタープレス 紙のお話2

以前に印刷体験で選ぶ事が出来る紙について、
きわめてアバウトにお伝えしましたが、
今日はもっとちゃんとお伝えしようと思います(笑)

興味のある方、事前にどんな紙かちゃんと知っておきたいという方は是非
調べてみてください*

写真もテクスチャーなど少しわかるでしょうか?

左から

エントリーNo.1
ヴァンヌーボ V(紙の名前)/スノーホワイト(色の名前)
真っ白でつるつる、5種類の紙のなかで一番印刷しやすい紙です。

エントリーNo.2
セビロ/ ウォームホワイト
少しクリームっぽい色の紙に、ブルーのしましまが入っています。
ザラットした質感はありますが、印刷はしやすいです。

エントリーNo.3(セビロの下)
ハーフエア/コルク
紙の繊維に触れるのがわかるざらざらした手ざわり、
所々すこし凹凸ありますが、印刷はわりとちゃんと出来ます。

エントリーNo.4(セビロの右隣)
プリマ
見てわかるほどのボコボコ感、凹凸も均一ではないので
手触りの面白さは一番ありますが、5種類の中で一番印刷が難しい紙です。

エントリーNo.4(一番右下)
ロベール/ナチュラル
薄く黄みがかった色。ツルツルしていますが、紙の繊維を感じる手触りが少しあります。
印刷はしやすいです。

以上、です!

3月25日 暖かくて、工房全開地図ができました。

map_p.jpg

春なので、散策用の地図ができました~。
(以前ブログでお話しましたが、レタープレスの他にこの町の気になるところをご紹介する地図です)
実のところは去年から作っていました。
言い訳に聞こえましょうが、冬を越して、暖かくなるまで寝かせていたわけです。(^^;)

ダウンロード用のPDF地図なので、このHPの「地図」からご覧になれます。

プリントアウトされる時は気をつけてください。
この地図、「A3」です。
欲張って沢山入れたらこのように拡大判となってしまったわけです。
なので、A4サイズでプリントするといい感じに半分で切れます。。

この地図はもう少し淡白な線画にして、贅沢に活版で刷るとこをもくろんでいます。フフフ
印刷体験に参加された方にお渡ししたいと思っていますので、どうぞお楽しみに~(^^)

台東区のケーブルテレビで取り上げられる事になりました!

実際はもう放送しているそうですが、
(何回か放送するそうです)
ちょっと前の撮影のお話です。

午前中からテレビ局の方々がいらしていたのですが、
レポーターさん、撮影スタッフさんで4人、あとまるこたち。で計6人が工房に入るとやっぱりギュウギュウ・・・。ギュウギュウ・・。

主にインタビューで話しをしたのはミスターなのでまるこは隅っこの方で見学している時間が多かったのですが、実際にレポーターさんが活版印刷の体験をしてみる!というところでエプロンをして登場。一言しゃべりましたが、緊張しておかしな事をいってしまったようです。
もう覚えていません。
目の前にカメラがあると、どんな顔をしていいのか分かりませんね~(^^;)
ムスッとした真顔も、ものすごい笑っている笑顔も違う気がして、
結局中途半端にニヤニヤしていた気がします。
もう忘れました(笑)

ともあれこのレタープレスの活動が台東区の中の「ものづくり」というテーマで取り上げられ、
少しでもほんとに少しでも、存在を知ってもらえるなら、とても良い機会であったと思います。

もし番組をお目にするチャンスがありましたら、見てみてください。
レポーターさんとまるこの洋服が緑色でかぶってますから。
そこです!

レタープレスの茶色

ユニバーサル・レタープレスの色は、淡い茶色です*

このホームページの色も、
オリジナルで作った紹介用のポストカードも、名刺もみんな、
強すぎもせず弱すぎもしない、少しグレーよりの淡い茶色です。(と、思っています。)

とはいえ活版用のインキはそれほど沢山種類がないので、
ポストカードを刷る時もちろんこの微妙な茶色は混ぜて作ったのですが、これがまたとても難しいのです。
色どうし同じ量のインキを混ぜても色によって全然でかたが違いますし、インキの硬さも様々なので、時にはインキ缶からトレイに出すのも一苦労です。

白は控えめなのに赤は妙に出てきたり、
あーでもない、こーでもない、どーすりゃいいんだ一体。とやっているうちに、どんどんインキの量が増えるばかり。。

以前にインキを扱う印刷屋の職人さんはいとも簡単に思い通りの色がつくれる。と聞いたことがあります。

自分でインキまみれになってやってみて初めて、それってすごい事なんだなぁ~。と難しさと凄さを実感します。

てんこ盛りのインキを目の前に途方に暮れて、
そして出来たこの茶色です。
難しいのですね~(^^;)へへへ

3月17日 沈丁花の香る暖かさ修学旅行生の皆々さま

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レタープレスが台東区の“ものづくり工房“というのに
参加させて頂いていて
区の案内などにのせて頂いているからか、
「修学旅行で体験をしたい・・・6人(5人)で。」
というお問い合わせをいくつも頂いています。
わぉ!なんて素敵な修学旅行なんだ!!
一瞬「はい!ぜひぜひ~!」とお答えしたくなるのですが、
なんてったって定員が2名様。
色々やってみて考えても、やっぱり今はど~しても2名様・・・。
まるこ入れて3人で印刷だなんだと興奮すれば室内の温度も少し上がりそうな、そんな印刷スペースなので、残念ですが、修学旅行での体験は叶わずお断りしています。
すみません(--;)
でも東京での思い出づくりを計画している時に、
この活版印刷体験を選んでくださった事、とても嬉しく思っています。

ほんとに残念です(;;)

機会がありましたら個人旅行などで是非、体験にいらしてください。
まるこよりお願い申し上げます。ペコり。