7月17日 暑すぎです。見本帳のこと

活字見本帳。活版印刷やさんや活字やさんで手に入るものですが、昔に比べて現在はかなり貴重なものだそうです。だそうですというのはまるこがその「昔」を知っている大御所まるこではないので、何についても偉そうな事は言えないのですが、活版印刷が少なくなってきている今、印刷やさんも辞めようかどうしようか迷う事が多いときに、見本帳なぞやたらめったら作らないぞ。というのが現状のようです。昔つくったもの、今あるだけ、なくなったらおしまい。というのが今貴重とされる理由。その「今あるだけ」もたくさんあるわけではないので、印刷やさんによってはもうサンプルとして渡すことは出来ない。というところも多いようです。もしくは、もうない。とか。

以前に台東区千束の活字やさんを訪れた時、「頂ける見本帳はありますか?」と聞いたところ、「もう一部しかないからあげられないんだ。ごめんね」と言われ、コピーだけさせて頂いた事もあります。

なので、頂けた見本帳は大切に、貴重なものとして工房にあります。以前にブログでご紹介した「藤村印刷」さんで頂いた見本帳もそのひとつです。見本帳も印刷屋さんによって、活字自体も違いますし、形態も色々なものがあるので集めたいところですが、こればかりは仕方ありません。
あるものを大切に、保管していくしかないのですね。。

もし今後新しい見本帳が世の中に出てきたら、それは活版印刷が復活してきたという事でしょうか。ワクワクする夢です。

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