2月 27日土曜日、本日体験の挑戦者Iさんは、先週に引き続き工房のお近く(の、お仕事場)。そしてお友達のTさん。お二人ともとっても繊細な線画のイラストをお送りくださいました*
Tさんは挑戦の、ちょっと難しそうな版なので、まずはIさんから始めました。Iさんの版はうまくいけば凹みも期待できそうな大きさ、そして線画の版ですが、線がとっても細いので、せっかくのその繊細さをつぶしてしまわないように、印圧の具合は調整が必要です。またインキの量によっても、線の太さが変わってきます。
インキは本当に少しで大丈夫なのですが、それでも始めは版に対して多すぎたもよう・・・(写真左)。インキを減らすと、同じ印圧でも線の印象が変わります(写真右)。
それでも、印圧はしっかり入っているみたい(**)まだバランスはとれていませんが、これは期待できそうです。
沢山刷って行きます。どの紙にも印圧がちょうど良く、とても奇麗に刷れました*似顔絵・・・ですよね?最後までそこは濁されてしまいました~(笑)独特の視点からのお話がとても面白いIさんでした(笑)
そして次は挑戦の版、Tさん。とっても繊細で奇麗なイラストですが、面積とその繊細さが心配なところ、金属の版で望みます。版もとてもきれい*
ちょっと光沢のある薄い茶色、ということで混色にもチャレンジです!
シルバーをベースに茶色を少し、そして白を、様子を見ながら混ぜて行きます。
色が出来たらいざ、印刷。
やっぱりまずは全体が出るまで、難しそうです。真ん中だけ、どうしても出ない、なぜ?というところで試行錯誤をしましたが、こんな時も、ネジは四隅ですが、やっぱり問題は印圧のバランス。最後はミスターの魔法の手による微調整仕上げで、繊細な絵が繊細なまま、奇麗に印刷できました!
見づらいところの出かたは、真映社さんからの刷り見本を見ながら確かめてみます。ハマちゃんより、直伝です(^^)
更にまるこの無茶ぶりで、難しい紙に刷るという、いっそう難しい調整をお願いしてしまいました、すみません・・・ミスター (^^;)
「あとは力だね~」ということで、やっぱり力むことになってしまったTさん。
お疲れさまです~。
「ちょっとやってみますか」ということでジムでインナーマッスルを鍛えていらっしゃるIさんも挑戦。かなし~!(><)こんなとき力があるのは羨ましいですねぇ、やっぱり出かたが違います。
何はともあれ、難しいと心配だった版も見事に奇麗に印刷でき、
とっても楽しんで頂けたみたいで(笑)まるこも嬉しいかぎりです~(^^)/