第26回活版印刷体験

2月 20日土曜日、本日体験の挑戦者は、工房お近くにお住まいのKさんと、お仕事仲間のSさんです(^^)

先にちょっと載せてしまいますが、こちらがSさんの版の仕上がり。

事前にお送り下さった始めの原稿は、インキののっている部分が白抜きで、あとのまわりが全部ベタ面という、初めて頂く原稿でした。そしてこのかわいいイラストで、見た瞬間のインパクトに「わぁ!」とビックリしたのですが、もちろん残念ながらベタ面と白抜きを反転していただくことに・・・(^^;)出来たらいいのですけどねぇ、活版、特に手キンの印刷機ではまず悲しい結果になってしまいそうです(;;)でも良く考えたら、26回目を迎えるこのワークショップの中でこのような原稿が初めてだったことも不思議です(笑)

ではさっそくSさんから。(似顔絵、似ていました~見ていると元気が出そうです*)


緑のインキで刷ります。朗文堂さんオリジナルインキの小さい缶です。


修正しても、それでもはじめはやっぱり、顔がでません~。


調整ネジでの微調整で、バランスが、いったり、きたり。


でました~!(上下に刷ってトランプみたいです)ですがまだ頭のベタ面がムラになる事が多く、不安定です。そんな時は印刷機のローラーを円盤のインキディスクに近づけて、インキを付きやすくする、という裏技!!ふふふ(といっても文章だと何の事やらですねぇ ^^;)


奇麗にでました!そして刷り込んでいくとまた安定してきます*

そして次はKさんです。


離れたイラストは、樹脂製の版を切って、メタルベース上でレイアウトをしてみます。こんな風に、印刷しながらでも色々変えられるのが、活版印刷ならではです(^^)

印刷範囲全体の面積は大きくなりますが、線画なのでやっぱり出やすいです。

まだ右上が太く、メリーゴーランドに印圧が必要ですが、もう少し。


きれいにでました~!難しい凸凹の紙(プリマ)にも・・・すてき!
Kさんは最近引っ越しをされてきたとのこと、今日はレタープレス全員集合の工房で、ハマちゃんと蔵前界隈のお話などで盛り上がっていました(^^)お忙しい中マラソンもされているという、元気でアクティブなKさんでした*

お疲れさまでした~。

最後にSさんから頂いた、これもまた可愛い顔つきのパンをご褒美に(Sさんありがとうございます!)、まるこも工房を後にしました~。外は真っ暗、ホ~ホ~。

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