看板タイポ部 金の文字の巻


ある夏の日、三筋の衣料品の卸やさん 
 
このあたりの看板を見ていて気づくのは
金を塗布された文字が意外と多いこと。
こういう特徴も、
ある意味豊かさを求めた時代を
物語っているのかもしれません。
(その時代自体、今の僕らには豊かに感じられますが…)
 
ガラス扉などに直接金のペンキで
文字を描いたものも多いのですが
今日は金の立体文字を集めてみます。



浅草橋 鮒佐

 
しばらくして気づいたら無くなっていて驚きました。
聞けば古くなったので新しいものにするとか。
勿体無いなぁと思いつつ… 
 

で、数カ月たった後掛けられたのがこちら。
 

あ、全然変わってない。
ほっと胸をなでおろす。
 
 

蔵前の印刷屋さん
 
 

松野屋さんのすぐ近く。
カッコいいゴチック。
 
 

蔵前の洋紙店さん
 
 

三筋だったかな? 文具の卸やさん
筆頭取り扱い商品だったのかな?
 


力強さが美しい筆文字
 
 

こちらの文字はやや素朴な印象
 
 

綺麗な楷書ですね
 
 

家庭科の時間にお世話になりましたねチャコペーパー。
浅草橋の本社ビルです。 
 
 

こちらも洋紙店さん。
このあたりでは多い業種です。なぜだろう?
 


鳥越のネクタイ屋さん 
 
 

こちらも鳥越。
もう閉店してしまっているのかな?
 
 

稲荷町、歯医者さんと床屋さん。
歯医者さんの文字にどことなく怖さを感じるのは
偏見でしょうか…?
 
 

こちらも印刷屋さん。
シンメトリーっぽくまとめたロゴが当世風?(そのころの)
下にあるフックはなに?
 
 

洒落てます。
蛎殻町のオーダーワイシャツのお店。
 
 

神田のちかく。
文字もいいけど綺麗なグリーンの扉も素敵です。
アノニマさんみたいですね。
 
 

控えめだけれども綺麗な文字。
アルミサッシがちょっと残念。
 
 

エリアが違いますが…。
東銀座の方だったような。
 
 

浅草、かんのん通り コーヒークラウン。
金文字も素敵ですが、手前のカタカナもかわいいです。
 
 

こちらは京都の有名店スマート珈琲。
二つの間にはどことなく共通点がありますね。
 
 
お気づきの方もいらっしゃると思いますが
古くて金が剥がれている物の幾つかには
下地らしき紅い色が見えていますね。
ベースが金属ならばさび止めの色かなと思うのですが
特に大きめのものは比較的軽量な木を用いているものが
多いのです。
 
となると、金をきれいに見せるため?
ご存知の方はご教示いただけますと幸いです。
 
 
 
では、今日はこのへんで、どろん。
(忍者のポース)
 

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