第16回活版印刷体験

7月4日土曜日、第16回目のワークショップでした。


何だかいつもと違う、7月のどようび。

午前中、朝から自分の刷り物をこそこそやって、ちょっとおつかいと浅草まで自転車を飛ばし、勢い余って一本道を浅草の向こうまで走らせてしまい、迷い、そして戻って来てのワークショップでした(笑)

本日お越し下さったのは、またお近くの寿から来られたKさんご夫妻。またまたペリカン話になりました。寿というと、やっぱりペリカンなのですよね~。レタープレスの地図にのっているパンやさんですが、素朴でとても美味しいと夕方には必ず売り切れてしまうほど人気で、最近は予約のかたで売り切れてしまうとか。。なかなか買えないのだそうです。

すっかり暑くなった工房を全開にして、そんな話をしながら、さっそく旦那さんのYさんからスタートです。


こちらはさっそく版と紙の位置合わせの図。

事前にイラストの縮小をご提案させていただいて、そのサイズもあってか、そしてもちろんYさんの調整もうまくいき、ほとんどヤレ(失敗)を出すこともなく、完璧なものが印刷できました*


なんともリアルなゾウさん。
印圧調整の過程です。足の部分、下がまだ弱いですね。

ミラーコートというツルツルの紙とハーフエアの色味のある紙、シルバーのインキ、イラストもピッタリ合い、完璧なものが20枚刷れました!

続いて、奥さんのHさん。Hさんはご自分で蜂蜜をとって個人で販売していらっしゃるそうで、今日はその暑中見舞いのポストカードを印刷しました。版は大きめでバランスは難しそうですが、文字情報なのでかすれはなるべくさけたいですねー、とちょっと心配をしながらいざ印刷。最初に印圧の調整ネジを回していくとき、両手を使い左右を同じちからで回していくのですが、この時大体左右の力加減が違って、あとで印刷されたものを見ながら微調整していくことになります。ですが今回Hさんはどうやら最初の左右のバランスがとても良かったようで、Yさんに続きさらっとバランスがとれてしまいました。

ベタ面がたまにかすれたりしましたが、それは何度も刷るうちに安定してきます。


一番難しかったのは、右下のロゴの部分。ロゴ自体も小さくベタ面の中に白抜きで文字が入っているのですが、ちょっと圧が強かったりするとこの白抜きがつぶれてしまいます。かといってちょっと圧が弱いと今度は周りのベタ面がかすれてしまいます。そして文字なので目立つため、こちらは調整と印刷時よく注意しました。


お二人ともうまくいったので、刷りの最中、何かを忘れたまるこは撮影に、そして今日は何かを作っているミスターが全開の工房外に、そして中ではKさんご夫妻がちゃくちゃくと印刷しています。
不思議な光景です(笑)


最後に養蜂のお話などを伺って、試食の蜂蜜までいただきました!
うれしいです(;;)

ありがとうございました~*


完成!

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