できたもの、ご案内。

できたもの、ご案内。

あけましておめでとうございます。
2018年もどうぞよろしくお願い致します。


昨年はおかげさまで随分と忙しい一年でした。
その為、小社webサイトの管理も疎かになりがちで、夏から年末にかけて、成果物のご案内が出来ず仕舞いでしたが、昨年後半分をアップ出来ましたので、ご案内いたします。



アノニマだより 26

アノニマだより vol.26



アノニマだより vol.27 表紙デザイン

アノニマだより vol.27



アノニマだより 26、27

気がつけばこの小冊子も11年目となります。装画は季節をテーマに、毎号違うイラストレーターさんにお願いをしています。あらためて見返すと、人それぞれ、季節の受け止め方、表現の仕方の違いがあって面白いです。





Cheese Garden ワインラベル デザイン Rosso

CHHESE GARDEN Rosso



CHEESE GARDEN ワインラベル

ワインラベルのデザインをしました。アートワークは寺田ルイさん。約5センチ四方に詰め込まれた色彩の奥行きを印刷で表現するのは大変でしたが、とてもモダンな顔つきになりました。







La Collina vol.10 めぐる森の物語

創刊から10号となる今号では、森を舞台に、動物や植物、そして人とのいのちの循環をテーマに、絵本作家いまいあやのさんを迎え、絵本を作りました。
緻密な自然描写の美しさと、生き生きとした動物たちの表情が織りなす、美しい物語が出来上がりました。





2018 Sep. 藤森作品集 特装版

藤森照信作品集 La Collina 2017

近江八幡市北之庄町に広がる「ラ コリーナ近江八幡」。敷地には森や田んぼ、畑を抱き、人と自然の共存のあるべき姿を、現代に問いかける場所です。
本書は、自然と共に“育つ”建築の1年間を記録した作品集です。
めくるめく季節を活写してくださったのは北田英治さん。
特装版を包む“四方帙’は、それを作ることが出来る業者さん探しに難航しましたが、たねや、クラブハリエのパッケージを手がける、ロイヤル紙工さんのご協力を得て実現しました。クラシカルな四方帙に、モダンな表情を与える“Vカット”をご提案くださったのも、ロイヤル紙工の福本聡一郎社長です。
その四方帙を包み込むのは、和紙作家ハタノワタルさんによる手漉き和紙です。柿渋とベンガラで着彩し、最後にオイルで仕上げてくださいました。
本体は、約30メートルに渡る蛇腹折製本。この驚くべき製本を実現してくださったのは、篠原紙工さん。機械では出来ない為、一冊ずつの手製本です。
栗材を用いた“草屋根”のレリーフは、たねやグループの店舗建築を手がける、総合デザインさんが引き受けてくださいました。敢えて素朴な形になるように、刃の痕跡を残してもらうようお願いしました。こちらも、職人さんが一つ一つ、手作業で仕上げてくださいました。
本文用紙は、特種東海製紙の“エアラス”。微塗工紙の表現性もここまで来たか! という驚きの性能を存分に引き出した印刷は、アイワードさん。浦有輝プリンティングディレクターのディレクションにより、初夏のまばゆさを孕んだ木々の緑や、モノトーンに染まる豪雪の季節を、生き生きと表現してくださいました。
たくさんの方のご協力を得て、私のアートディレクション、デザインの“すべて”を注ぎ込み作り上げました。
同じタイミングで普及版も制作しました。基本的には同じ内容ですが、本文用紙の違いにより、少し落ち着いた仕上がりになりました。





みそ汁はおかずです カバー

みそ汁はおかずです

ガラッと変わって、料理研究家 瀬尾幸子さんの料理書です。
瀬尾さん、ライターの佐々木さん、そして編集の小林さんが、レシピの「見える化」を核にまとめた企画は、とても野心的で魅力的に感じました。しかし、それを世の中に知ってもらうためには、書店で手にとってもらうためには、カバーに強いインパクトが不可欠だと考えました。
勿論中身もかなり手をかけ、ほぼ3ステップで作ることができるレシピの紹介が単調にならないよう、随所に工夫を凝らしています。発売3ヶ月で8刷りという成績は、制作側の思いが、うまく読者に届いた結果ではないかなと思います。





大仏くらべ 中面デザイン 1

大仏くらべ

大江隆子さんが狂言の脚本として書き下ろしたストーリーを、画家 松田大児さんが絵本に仕立てました。狂言の口調で表された台詞は、築地体初号で組み上げることで、松田さんの強い描線がそのまま文字になったような、一体感が生まれたように思います。





2017 Sep. inkstand poster

inkstand by kakimori


店頭用ポスターを作りました。自分で調合して、自分だけの色のインクを作るサービスを、モノトーンの世界で表現しました。ロシア・アバンギャルドのような、ザラッとした仕上がりを狙って、モノトーンの部分は15線という荒い線数で仕上げています。





カキモリ Shopper 2

カキモリ shopper

お客様の満足度が大変高いカキモリさんですが、更に喜んで頂きたいとのことで、オリジナルのショッパーを制作しました。ノートの罫線を模したロゴを作り、紙袋とPP袋にプリントしました。
ここにメッセージを書いて、プレゼントにするという使い方もできます。





カキモリ webサイトリニューアル

たのしく、書く人。カキモリ webサイトリニューアル

本年11月、カキモリさんの店舗がより大きくなってリニューアルしました。それに伴いwebサイトもリニューアル。少しだけ大人っぽく変化させながら、楽しく、より見やすいものを目指しました。
トップページのイメージ画像を除き、ほぼ全てのテキストにwebフォントを使用し、転送データ量を絞りながら、トーンアンドマナーを徹底する設計にしています。勿論レスポンシブ対応ですから、PCでも、スマホでも、トーンアンドマナーが継承されています。





カキモリ 店頭ポスター 3


カキモリと町のしごと

上記リニューアルの際の新コンテンツを、店頭用のポスターにしました。
カキモリさんの製品を手がける、蔵前、鳥越、三筋、元浅草の職人さんの元にお邪魔をして、作業風景と、お話を収めました。この時伺ったお話は、後日web上でも見られるようになる予定です。(現在その①を公開中)





2017 Nov. 今日も編み地、明日も編み地

今日も編み地、明日も編み地。

1970年代から40年以上にわたり編み物の雑誌や書籍で活躍を続けてきた風工房こと、服田洋子さんが、ニットデザイナーになるまでのお話や、素敵なデザインを生み出し続ける発想の源になっているもの、こと、人にまつわるお話などをたっぷり語り下ろしたエッセイです。
美しい色で編み上げられた数々の編み地を、漆黒を背景に、松本のりこさんに撮り下ろしてもらいました。柔らかさとシャープさが共存する服田さんご本人の“感じ”を表現するために、タイトルは2つの方宋体を組み合わせて作りました。





2017 Nov. Barrier Free Calender 2018

Barrier Free Calender 2018

バリアフリーカレンダーも、もう4年目。様々な方にご意見を伺ったり、届いたアンケートなどを参考にしながら、毎年デザインの見直しをかけています。今年は祝祭日の点字表記を加え、普段点字に接することの無い方にも、点字に親しんでいただくきっかけを作りたいと、表紙の裏に「点字の読み方」という付録を付けました。





昨年も、多くの方々のお力添えで、充実した制作が出来ました。
有難うございます。
2018年の制作も始まっています。
今年はどのような出会いがあるだろうと、ワクワクしています。
本年もどうぞよろしくお願いします。


ミスター・ユニバース 關宙明


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