永らくご愛顧いただきました「民藝の教科書」シリーズもいよいよ完結。
「暮らしの道具カタログ」と題しました今回は、
シリーズの総集編として、これまで掲載された全国の優れた「道具」たちを一同に介し、
その魅力を一覧できる内容となっています。
巻頭を飾るのは久野恵一さんと松浦弥太郎さんによる対談「手仕事の道具を選ぶわけ」。
お二人の会話から見えてくる「手仕事の道具」と「現代の民藝」の
魅力と、その在り方への問い。その考察は非常に興味深く、デザインの最中に思わず引きこまれました。
誌面をゆる〜く彩る、お馴染み溝川なつ美さんのイラストと共にお楽しみください。
また、改めて作り手たちを取材した記事に加えて、
松本のりこさん、永禮賢さんによる撮り下ろし写真も旅情をくすぐります。
勿論、小田中耕一さんによる型染めも、これでもか! というくらいに収録しています。
2012年から始まったシリーズもひとまずこれでお仕舞い。
色々なことがありましたが、終わってみれば楽しい旅でした。
関係者の皆さんお疲れ様でした。
皆さんに末永く愛される本となりましたならば幸せです。
2014-06-10 owner できたもの