2015年 春近況報告

2015年 春
近況報告

 
 
気がつけばもう3月。
日射しに春の兆しを感じる日も多くなってきました。
 
近況のご報告がてら、最近てがけたものをご紹介いたします。
 
 
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2015年2月 evam eva 2015 spring & summer Catalogue
 
「触感」をテーマに作りました。
糸をほどき、ざらっとした手触りの表紙を開くとつるっとした質感に出会う。
造本には、ビジュアルや言葉では描ききれないメッセージを込めました。
こうした企みも紙ならでは。
シャープな写真で、質感表現をしてくださったのは新居明子さん。
 
 
 
 
 
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2015年2月 福音館書店「こどものとも」 絵本の楽しみ リニューアル
 
これまで2年ほど続けてきたささやかな媒体ですが、
毎回絵本を紹介する著者さんが代わる機会に誌面をリニューアルをしました。
「こどものとも」は、毎月、ご家庭や園などに届けられる特選絵本です。
「絵本のたのしみ」は、その副読本として毎月一緒に届くものです。
「ものがたりを届ける」メッセンジャーとして可愛い鳥を描いてくれたのは
弊社新人デザイナーのKです。
  
 
 
 
  
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2015年2月 心の手のひらに 稲葉真弓 詩集 港の人 刊
 
昨年の「連作・志摩 ひかりへの旅」に続く、稲葉真弓さんの詩集です。
造本は瀟洒でありながら、力強い生命力を融合させたいと考えながら装幀に挑みました。
繊細で美しい模様を織りなす翅脈が、力強い推進力を生み出す蜻蛉の羽根を
メインのモチーフにしました。
 
 
 
 
 
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2015年2月 Olive Sky vol.05 小豆島ヘルシーランド 会報誌
 
昨年の1月に創刊した本誌も、あっという間に5号目を迎えました。
巻頭は、一年をかけて自社農園でのオリーヴ栽培に携わる人々を描いたシリーズの最終回。
一年間の取材を通して、農園の悲喜こもごもを見つめた末の「収穫」の模様は
人と分け合いたい、大きな喜びに満ちあふれたものでした。
   
 
 
 
 
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2015年2月 中里和人・上野雄二 作品写真集(仮)出版予告フライヤー
 
ほんの予告編です。
お楽しみに!(自分がいちばん楽しみにしている?)
 
 
 
 
 
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2015年2月 Jikonka Tokyo 春節イベントフライヤー
 
こうしたフライヤーも、告知の機能を果たすことはもちろんですが、
「飾りたい」と思ってもらえるものに仕上げられるといいな、と思いながら作っています。
 
 
 
 
 
 
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2015年3月 La Collina vol.05 たねやPR誌
 
年二回発行の本誌もようやく5号。
発行準備期間を含めると、足かけ4年の近江通いとなりました。
歴史と文化の奥行きと、大らかでいて、そして土地の人々が持つ近江への溢れる愛情。
足を運ぶ度に、さらにさらに魅力を感じます。
 
今回の特集は『おばあちゃんの近江八幡』。
町屋造りの古民家が軒を連ねる近江八幡の旧市街「為心町」に暮らす
一人のおばあちゃんが見つめる八幡の1年を追いました。
写真は川内倫子さん、そして文章は渡辺尚子さん。
このお2人だからこそ綴ることの出来た「ものがたり」です。
下手な惹句などで形容したくないのですけれど、素晴らしいのです。
そのほか、たねやが考える食の話『食べること』では、
和菓子舗の命とも言える「あんこ」を日々生む「餡場」を取り上げました。
美味しいあんこを生み出す、日々真剣勝負の様子を
大沼ショージさんの写真で綴ります。
 
「たねや」、「クラブハリエ」店頭にて配布開始しました。
是非、お立ち寄りください。お近くにない方は、WEBサイトで入手できます。
(数に限りがありますのでお早めに)
 
 
 
 
 
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2015年3月 アノニマだより20 アノニマ・スタジオ新刊案内
 
こちらも20号、創刊から7年(!)です。
今回の表紙は芦野公平さん。
春らしく爽やかな表紙に仕上げてくださいました。
土中の巣の中に本があるのが、かわいいです。
  
 
 
 
 
 
WORKSのページにも、作品を追加しました。
実は、昨年の分をまるっきり掲載出来ずにいたので
結果的に、一度にたくさん追加しました。
お時間ありましたらご高覧いただけますと幸いです。
 
WORKS
 
 
2015年になって、相変わらず取材で東京を離れていることも少なくありませんが、
そうしたペースにも馴れ、いよいよ「興が乗っている」感じです。
様々な課題に向き合いながら、見て楽しい、うっとりする、ずっと大切にしたくなる、
あぁ、そんなものを作りたいなぁ、などと考えていると時間を忘れてしまいます。
(もっとも、総てが実現するわけではないのですが…)
 
とかく忙しいと、目の前にあるものを、右から左へと動かすことに精一杯になりがちですが、
忙しい時ほど腰を据え、「じっくりと見つめる」行為を大切にしたいものです。
どれだけ精緻な手業を尽くしても、
どんなに素晴らしい考えがあったとしても
アイディアそのものに「芯」が無く単なる情報の羅列となってしまっては
伝わるべき事も伝わりません。

今年もミスター・ユニバースは日々と向き合っています。
ご挨拶が遅くなりましたが
本年もどうぞよろしくお願いします。

関 宙明
 
 

 

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