昨年1月発売の「弁当」に続く1テーマシリーズ(?)の第二弾。
今回のテーマは「とうがらし」です。
前回以上に迫力のある写真で、
美味しそうな料理が
ぐいぐい迫ってきます。
レシピのページは、あくまでも読みやすく。
韓国料理研究家であるコウさんと
とうがらしという食材の関係はとても深いもの。
今回も「とうがらし」をテーマに、
食材への思いを語ってくださっています。
表紙も手を抜かないのがミスター・ユニバース。
(でも、ここでは内緒です。是非店頭で)
唐辛子料理は「辛い」だけではないのです。
この本には、美味しくて、
元気になる料理がたくさん掲載されています。
今年4月のはじめ、地震の記憶が、まるで前日の出来事のように
思い出される、そんな頃にこの本の撮影に入りました。
「食」以前に、暮らしへの不安が影を落とす中で、
コウさんをはじめとするスタッフ皆は「元気が出る本」を
作り上げるぞ、という思いを共有し、撮影に挑みました。
撮影が終わり、ポジフィルムに記録された美しい写真たちを受け取り、
編集、デザイン、という工程を経る中で皆のその思いは
より強まっていったように思います。
「ドキュメンタリーの写真として定着してください」と言って
1点ずつ方向性を確認しながら手渡したフィルムは、
数多の名作写真集を手がけた東京印書館のプリンティングディレクター
高柳昇さんの手により、緻密な分解製版、印刷工程を経て、
想像以上に生き生きとした本として綴じられました。
スタミナと胆力が必要な時、
元気がほしい時、
この「とうがらし」がお役に立ったならば
とても嬉しいです。
店頭で、是非ご覧ください。
関
2011-06-27 owner できたもの