Zuhre 2
写真は昨日校了した前川秀樹さんの物語集「Zuhre 2」の表紙の校正。
前作「Zuhre」以上に印象的な仕上がりになりそうです。
今回のテーマは「つらなりめぐる物語」。前川さんの物語世界は、前作以上に深みを増し、生き生きと読者に語りかけてきます。
端々に描かれる「大きな存在」や「無垢なものたち」に時折はっとさせられます。
詳しくは信陽堂さんのウエブサイトを御覧ください。
さて、その「Zuhre 2」の先行予約が本日始まりました。
今回も予約特典として300部限定でオリジナルのエッチング1葉がつきます。
12月12日から始まるDEE’S HALLでの個展、「漂泊の森」に合わせての発売となります。
会期中mama!milkの演奏もあります。
こちらも素敵なステージになりそうです。
【おまけ】
今回もピンホールカメラを使って像刻を撮影しました。
アトリエ「ダルダ」にて撮影中。
ポラの上がりを待つ前川さん。
と、チャイ。
ロケ場所を探し中。
いい場所だなぁ。
前川さんが刷り上げた挿絵のエッチングをチェック中。
どうぞお楽しみに。
手芸ファンの皆さんにはお馴染み、最近では「暮しの手帖」での連載を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
手仕事にまつわる楽しい読み物の書き手としても知られる林ことみさん初のエッセイ集が出来ました。
林さんが描く「ニッター」(編み物好きの人のことをそう言うそうで)さんたちの暮らしぶりを知ると、
「面白そうだし、やってみたいな」と思ってしまいます。
北欧で出会ったニッターさんたちの編み物に対する熱意は
可笑しくなるほど真面目で時には家族を引かせてしまうほど。
愛着のある道具や、北欧の編み物事情など、
美しい写真と共に綴ったとっても楽しい本です。
編み物好きな人はもちろん「そうそう」と頷くことも多いと思いますが
そうでない人も、ものを作る楽しさに溢れたこの一冊に
共感することが沢山あることでしょう。
付録のニット&ニードルゲージ。
編み物大好きの編集者Kさん曰く「大変便利なものです」とのこと。
しっかりした厚紙で作ったこの付録が入っている状態だと
本が少し開き辛いので、読む前に外されることをオススメします。
カバー写真用カットをセッティング中の一コマ。
写真家松本のりこさんとは、「民藝の教科書シリーズ」からのお付き合い。
今回も美しい写真を沢山撮ってくださいました。
楽しい一冊が出来ました。
沢山の人にお薦めです。
おしゃべりknit 林ことみ 著 グラフィック社 刊
写真:松本のりこ
編集:笠井良子(グラフィック社)
プリンティングディレクター:丹下善尚(図書印刷株式会社)
アートディレクション・デザイン:関宙明
関
「おしゃべりknit」 林ことみ 著
Photographs : 松本のりこ Noriko Matsumoto
Printing Direction : 丹下善尚 Yoshihisa Tange(図書印刷 TOSHO Printing Co.,Ltd.)
Printed and bound : 図書印刷 TOSHO Printing Co.,Ltd.
Art Direction / Design : 関宙明 Hiroaki Seki
Publisher : グラフィック社 GraphicSha