Barrier Free Calendar

Barrier Free Calendar

2015〜
160201_prdct_02

160201_prdct_03

160201_prdct_04

「触って読む」・「陰影で読む」バリアフリーカレンダー。

駅や公共の施設などでよく目にする「点字」ですが、実は、全盲や弱視を含め約30万人と言われる視覚障害者の中で点字を読める人はその1割程度。というのも、視力を失う理由は疾病や事故など、後天的なものが8割といわれ、大人になってから視力を失った方が新たに触って「点字」を覚えるのは大変であることは想像に難くありません。そうしたことから、触って読める浮き出し文字「タクタイル(tactile/触れる・触覚の)文字」を必要としている方は多く、アメリカでは、ガイドラインでの義務づけもあり、公共施設での導入が進んでいます。一方日本では、駅の案内板や券売機に「点字表記」を見ることはさほど珍しくなくなったものの、点字ではない「浮き出し文字」を見ることは希と言えます。

しかし、日本語のタクタイル文字もあるのです。画数の少ない、カタカナと数字で構成された「Forefinger(フォアフィンガー)」。この書体は、触って読みやすいことは勿論、公共の場に使う書体は、視覚にも美しいものであるべきと、山本明彦氏と「触覚文字フォアフィンガー研究会」がデザイン開発したものです。

「フォアフィンガーを使って視覚障害者向けのカレンダーを作れないだろうか?」
箔押し印刷の技術を、点字印刷に活かしたい考える、真美堂手塚箔押所さん発案のもと、開発が始まりました。

より高く、強く、文字が浮き出すようにと、強く押し過ぎれば、破ける。浮き出しが弱ければ読めないが、皺が出来れば、滑らかな触り心地は損なわれます。より高い浮き出しを得るために、50種以上の用紙でテストを行いました。凸版、凹版二つの版を使う浮き出し加工は、版の出来次第で、得られる高さに変化があることもわかり、試行錯誤を繰り返した末、ようやく完成となりました。2016年版では細かな見直しをし、レイアウトの調整や、版の改良により、浮き出しを更に高くするこで、更に可読性を向上させました。



Barrier Free Calendar 2016

真美堂手塚箔押所

Art Direction / Design : 関宙明 Hiroaki Seki



        

ページトップへ戻る

ページトップへ戻る


NEXT

(c) mr.universe all rights reserved